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CFDコミュニティ

導入事例紹介

ケース1:風力タービン適地選定調査

 当初の予定では,ハブ高さ60mの風車の建設を予定していたものの,風車メーカからリスクが大きいとの指摘を受けた.これを調査するためにRIAM-COMPACT®で風況シミュレーションを実施した.ハブ高さ60mの場合には風車ハブ下方に大きな速度勾配が存在することが確認された.この影響を回避するために,ハブ高さを60mから78mに変更し,予定通り建設がスタートされた.このようにRIAM-COMPACT®を用いることで,視覚的にインパクトのある事業説明が可能です.

ケース2:ウィンドファーム風況診断(ウィンドリスク調査)

 今後の風力発電施設は,山間部などのより厳しい場所に設置せざるを得えない.ゆえに,事業評価はこれまで以上に厳密に,かつ高精度に行う必要がある.最近では,国土地理院の50m標高データでは再現できない風車近傍のわずかな地形起伏が起源となり,風の乱れが発生し,これが発電出力に重大な影響を与えているとの懸念が報告されつつある.その例を紹介する.以下は,某サイトのRIAM-COMPACT®による風況シミュレーション(風況診断)の結果である.我々の独自の手法で,2m〜5mの高解像度標高データを構築し,それをRIAM-COMPACT®の入力条件として用いた.これにより,風車に対して適切な立地点,不適切な立地点が視覚的に示された.